5Mar
かつて地球は平らなものだと信じられていましたが「もしかしたら球体なのではないか?」と疑問をもちはじめたのは古代ギリシャの自然哲学者たちです。そして、エラトステネスはそれを実験によって証明しようとしました。エジプトのシエナでは、夏至の日の正午にちょうど太陽が真上に来ます。そこで彼はこう考えました。「太陽の光は平行にそそぐ。もし世界が平らならば、同時刻に違う場所で計測しても同じように太陽は真上に来るはずだ」そして実際に計測したところ太陽の光の角度が異なったため、エラトステネスの考えは正しいことがわかりました。革新や進歩はいつも「当たり前」を疑った先にあります。