1Mar
「学問のススメ」で知られる 福沢諭吉 が、地方での講演を終えた帰り道の話です。上野駅に着いたとき、お腹も減って疲れていたので、みんなで人力車に乗って帰ろうという話になりました。しかし福沢は「もう用事も済んだのだから急ぐ必要もないでしょう」と歩いて行ってしまいました。周囲はしぶしぶ従いました。新橋あたりまで歩いた時、福沢は「ここらで服を満たそう」とみんなで乗るはずだった車代だ」と言って鮨屋に案内します。そして、食事が終わった後「諸君、これはみんなで乗るはずだった車代だ」と言って鮨代を払ったのです。一同は、そのお金の使い方に感動しました。目先の欲望に囚われず、数時間後・・・・あるいは1年後、10年後の自分を考えながら行動してみましょう。