9May
「宮殿グループ」の鈴木です。
多くの会社や事務所では、自分で散らかしたり汚したら、自分で掃除なり方付けをするのが普通かと思いますが、ひとたび家庭に戻れば…女性からしたらそうでもない…場合が多いと思います。
当グループでは……当然、自分で散らかしたり汚したら、自分で掃除なり方付けをするのが当たり前ですし、皆さんデスク周りも含め整理整頓がされています。
そういう環境であれば「散らかしにくい」「片付けるのが当たり前」となるらしく、トヨタj気動車の「5S運動」(整理・整頓・清掃・清潔・躾)ではありませんが、非常にさっぱりとした事務所になっています。
風俗嬢の方を含め日本では、いまだに家事の多くを女性が担っているのが現状ですよね。しかし、世界ではどんな感じなのでしょうか。
それがわかるのが、経済協力開発機構(OECD)が2012年に加盟国に行った、男性と女性の1日あたりの家事に費やす時間、および時間の男女差データです。
加盟国35か国中、数値の出ている25か国の衝撃の順位は以下の通り。ちなみにOECDの平均は、男女差は132分(男性141分/女性273分)なので、それを頭に入れながら見ていきましょう。
■世界で最も家事時間の男女差が短い国トップ25
1位:ノルウェイ・・・男女差31分(男性184分/女性215分)
2位:スウェーデン・・・男女差53分(男性154分/女性207分)
3位:デンマーク・・・男女差56分(男性186分/女性243分)
4位:フィンランド・・・男女差73分(男性159分/女性232分)
5位:アメリカ・・・男女差87分(男性161分/女性248分)
6位:フランス・・・男女差90分(男性143分/女性233分)
7位:ベルギー・・・男女差94分(男性151分/女性245分)
8位:カナダ・・・男女差94分(男性160分/女性254分)
9位:スペイン・・・男女差104分(男性154分/女性258分)
10位:ドイツ・・・男女差105分(男性164分/女性269分)
11位:オランダ・・・男女差110分(男性163分/女性273分)
12位:ポーランド・・・男女差112分(男性157分/女性296分)
13位:イギリス・・・男女差117分(男性141分/女性258分)
14位:エストニア・・・男女差119分(男性169分/女性288分)
15位:スロベニア・・・男女差120分(男性166分/女性286分)
16位:ニュージーランド・・・男女差123分(男性141分/女性264分)
17位:オーストリア・・・男女差134分(男性135分/女性269分)
18位:オーストラリア・・・男女差139分(男性172分/女性311分)
19位:ハンガリー・・・男女差141分(男性127分/女性268分)
20位:アイルランド・・・男女差167分(男性129分/女性296分)
21位:イタリア・・・男女差180分(男性110分/女性290分)
22位:韓国・・・男女差182分(男性45分/女性227分)
23位:ポルトガル・・・男女差232分(男性96分/女性328分)
24位:日本・・・男女差237分(男性62分/女性299分)
25位:メキシコ・・・男女差260分(男性113分/女性373分)
■日本人男性は韓国人男性の次に家事をしない!
家事時間の男女差が短い国、つまり、男女がより平等に家事を分担している国の上位4か国は、見事に北欧の国々で占められています。これらの国々は、ほかの国と比較して女性の家事に費やす時間が短いのも特徴です。
次いで、家族を大切にする国民性で知られるアメリカ、事実婚が多く子育てにも平等で取り組むフランスと続きます。
日本は残念なことに、メキシコに次いでワースト2位の24位。女性が毎日約5時間を家事に費やしているのに対し、男性は約1時間。男女差が4時間もあるのです!
韓国人男性が45分で最も家事に時間を費やしていませんが、日本人男性はそれに次いで短いという不名誉な結果に。「日本人男性は家事を手伝わない」ということがデータで証明されてしまいました。
それでは、一体その1時間で日本の男性はどんな家事をしているのでしょうか? それを明らかにするデータもあります。
NHK放送文化研究所が行っている国民生活時間調査の2010年度版によると、日本の成人男性が家事に費やしている時間はそれぞれ「炊事・掃除・洗濯」が平日で14分、日曜でも19分。
「買い物」が平日14分、日曜は34分。「子どもの世話」が平日で7分、日曜で18分とのこと。「子どもの世話」の数値が特にショッキング!
ただし、世の男性の名誉のために付け加えると、国民生活時間調査では、日本の成人男性の家事時間は調査を始めた1995年から直近の2010年まで徐々に増加しています。
女性の社会進出が叫ばれる昨今。政府も女性の活躍推進政策を進めているようですが、女性の社会進出のためには家族、とりわけ既婚者の場合は夫の協力が不可欠です。
OECDも、調査結果の中で「もし男性と女性が家事を平等に分担したら、女性は(OECD平均で)週あたり5時間が自由に使えるようになる」と言っています。
日本の数値に当てはめると、女性は週あたり10時間が自由に使えるようになるんです! 既婚だったりお子様がいらっしゃる風俗嬢のパートナーの男性には、ぜひ北欧諸国をお手本に積極的に家事を担っていってほしいものですね。