17Sep
ネットや雑誌で風俗の求人情報を探すとき、誰もが注目するのはお給料。そこには「日給3万5千円以上」の表記が。やっぱり高収入な仕事だけあるな~なんて感心していたら、次のお店も日給3万5千円以上。その次も更にその次も…ってなんじゃこりゃあっ!?
「どこのお店も1日で3万5千円以上はもらえるってこと?」
「お客さんに指名されなくても行くだけでもらえるの!?」
いえいえ、そうではありません。 まず、風俗の仕事は時給ではなく歩合制です。お客さんに指名されて初めてお給料が発生します。とりあえず出勤したらお金が貰える!ということではないのです。「日給保証」があるお店なら、ボウズ(お客さんが1人も来ないこと)でも決められた金額を持って帰ることができますが、これもノルマや条件がある場合が多かったりします。
さて、ではなぜ「日給3万5千円」という表記なのかというと、出版社側の自主規制(掲載規定)にすぎません。労基法(労働基準法)では最低賃金というものはありますが上限はないため、昔は日給5万、10万と書かれたものもありました。しかし、実際は歩合制なのでそこまで稼げるのはトップクラスのごく一部の女の子だけ。それでもお給料が高い風俗店の方が女の子が集まりやすいので、各店はどんどんと書く金額を上げ、誇大表記を続けていったのです。そのため、出版社側はやむなく規制をすることとなったわけです。
規制金額「3万5千円」について、
・60分コースの平均バックは6,000~8,000円
・女の子の1日平均勤務時間は6~8時間
・移動やメイク直しなどの時間を差し引くと、6時間勤務で60分コース8,000円を4本くらいが一般的
・オプションや指名料が加算される
などの条件に基づいて算出されています。
本当に稼げるお店とは、集客力と広告力が重要です。集客力がある=来店するお客さんが多く、広告力がある=それだけの費用を持っている大手という判断が可能です。他にも立地条件や出勤日数などご自身の条件に合うかも含めて、お店選びは慎重に行いましょう。 そして、日給とはお店に行くだけでもらえるものではない、ということをお忘れなく。