28Feb
ハワードシュルツ(スターバックスコーポレーション最高経営責任者)はコーヒー豆の小売店だったスターバックスをカフェ事業に転換して成功した人物です。「化学的な風味付けはしない」「コーヒー豆をプラスチック容器に入れない」など、シュルツのコーヒーに対するこだわりは徹底したものでした。しかし、あるときスタッフからコーヒーにミルクを合わせた冷たい飲み物を作るべきだと案がでます。元々カフェラテにシロップを入れることすら否定的な彼は断固反対しますが、共同経営者のハワード・ビーハーは「顧客の望むことならなんでもやるべきだ」と提言しました。そしてシュルツは迷った末その意見を受け入れます。こうして誕生した「フラペチーノ」はその年だけで5200万ドルを売上げる大ヒット商品となりました。耳に痛い意見ほど、そこに宝がうまっている可能性があるのです。