8Jun
前回の続きです。
③借用書を活用する
給料の前借りといってもしょせんはお金の貸し借りです。お互いの認識にズレが生じていた場合、後々トラブルになることも考えられます。そういったトラブルを回避するために、「金銭借用書」を活用しましょう。私たちが行うお金の貸し借りは「金銭消費賃貸借契約」という法律行為にあたり、「民法」が適用されます。
そしてこの「金銭消費貸借契約」は、「1万円貸して!」「いいよ!」などのような口約束でも契約として成立するのです。しかし、口契約では曖昧になってしまう部分も多いですよね。お互いの認識がズレていると、「給料日に金額が少ないとクレームを受けた」「返済期日になっても返済されない」など、何らかのトラブルを引き起こしかねません。
そういったトラブルを避けるために役立つのが「金銭借用書」です。金銭借用書があれば、お互いが同意した契約内容を形に残すことが出来るので、認識違いによるトラブルを防ぐことができます。市販品や、インターネットから手軽にダウンロードできるテンプレートも存在しますが、会社で既定のものがあれば使用すると良いでしょう。
「金銭借用書」に記入する主な内容は、
- 金額
- 日時
- 借主名、貸主名(会社から借りる場合は社長名になることが多い)
- 返済期限
- 返済方法
ただし、金銭借用書に法的な拘束力はありません。そのため、拘束力を高めるためには法的な執行力を持つ「公正証書」を使用する事をお勧めします。
④本当に前借りが必要なのか??
前借りが可能な場合や前借り時の注意点を紹介してきましたが、最後にひとつだけ。「本当に前借りしなくてはならない状況なのか?」よく考えましょう。安易に前借りすると、周囲の評価や印象が悪くなることも考えられますし、場合によっては今後の出世にも関わってきます。
緊急の場合でも、例えば自分が積み立てていた貯金を崩したり、家族や友人に支援をお願いすることもできるはずです。もしあなたが前借りを検討しているのであれば、自分と会社にとって最善の方法は何なのか、見定めてから決断するようにしてください・・・

















